Gioneeもベゼルレストセルフィーへ
少し変わった特徴を持つスマートフォンを発表してきたGioneeですが、もちろんスマートフォンのトレンドを黙って眺めているわけではありません。
これからスマートフォン業界がどのように動いていくかという点に関しても、しっかり見据えています。
William Lu氏は、スマートフォンはどんどんベゼルレスの方向に向かっていくだろうとし、
またこのようなタイプの新モデルも市場に投入する意向を示しています。
そしてもうひとつ、William Lu氏が力を入れているのが「セルフィー機」。これはライバルであるOppoやVivoが非常に得意なエリアです。
しかし、Gioneeとしては、このセルフィーに強いモデルを新興市場向けに投入したいと考えているようです。
Gioneeのベゼルレスマシンですが、2017年11月に中国で数機種が発表されました。
「F205」は5インチスクリーンを持ち、クアッドコアのMediaTek MT6739チップセットを搭載したモデルで、
16GBストレージと2GBメモリ、メインに8MPカメラ、フロント5MPカメラを搭載しています。
セルフィー機は、やはり2017年末に発表されました。Gionee S11は、5.99インチディスプレイを持ち、
MediaTek Helio P23プロセッサーで駆動するセルフィーマシンです。
フロントに16MP+8MPというデュアルカメラが装備されています。
なお、リアにも16MP+5MPというデュアルカメラが装備されている、4カメラマシンとなっています。
将来的には3Dやパノラマ撮影が可能なマルチカメラ端末も
GioneeのWilliam Lu氏は、以前から5個、6個のカメラを搭載したカメラの構想についても語っていて、
Forbesの記事(
https://forbesjapan.com/articles/detail/19987)では、
「近い将来、5台、もしくは6台のカメラつきの端末を発売し、動画や写真を3Dや360度撮影に対応させる」
と話していました。
4カメラのS11は、既にインド市場に投入されました。5カメラ、6カメラの端末の登場にも、それほどの時間はかからないかもしれません。
しかし、中国の四大メーカーも既に4カメラマシンの販売を開始しています。
このような情勢になってくると、Gioneeの様なメーカーにとっては厳しいと思われますが、その点についてはGioneeも考えてきているようです。
Gioneeは、2017年11月に中国で開催されたイベントで、6つの新しいスマートフォンを発表しました。
これらのモデルはS11S、S11、S11Lite、M7 Plus、M7 mini、F205です。